なんかやりたいことができないな、時間の使い方がへたくそだな、と思っていたので読みました。著者はWindows95 とか IE とかのアーキテクト(設計する人)だった方で、右クリックとかドラッグ&ドロップを今の形にされたそうです。すごい(語彙力なし)
本書では、仕事が終わらなくなる原因のほとんどは締切間際にめちゃくちゃ頑張って終わらせようとする「ラストスパート志向」だと繰り返し語られています。夏休みの宿題も、学校の定期テストも、大学の卒論も、徹夜で無理矢理どうにかしてきた人間にはとても刺さります。
じゃあどうすればいいのかというと、そのラストスパートを早い段階へ持ってくることができればいいのです。8月最終週にめちゃくちゃ頑張っていたその力を、夏休み初週に発揮しましょうということです。
7月中に「もう8割できているから、これは終わらないわけがない」状態になっていたら、心にも余裕ができて健康になるし、余裕期間に次作業の準備までできてしまいます。いいことしかないですね。小学生のときに気づいていたかったです。
感想メモ
- 仕事が遅い人は「評価恐怖症」に陥っていないか?
- 途中で完璧を目指さなければ、その作業は終わっていたかもしれない
- めちゃくちゃ心当たりがあって、ドキッとした
- 仕事じゃなくて趣味方面でも
- 納期 >クオリティ
- どんなに素晴らしいものだったとしても、締め切り3ヶ月後に納品されたらどう思うか
- 毎日勉強していれば、試験前に慌てることもない
- 中学生のとき、「頭に入っているから大丈夫」と試験前日にノートを貸してくれた M さんのことを思い出した
- そのときは天才かな?と思ったけど、ノートを毎日読み返すなどコツコツやっていたのかも
- やりたいことをやるためには、やりたくないことを効率よく終わらせるしかない
- 遊ぶために宿題をやる、受験勉強したくないから内申点を稼いで推薦やエスカレーター式で進学するなど
- そういえば自分も、受験勉強したくないから推薦を選んだな……。
- 仕事ができても、その場ですぐ提出しない
- 余った時間は中身のクオリティを上げたり、次の仕事の準備に使う
- 余裕を持つことが大事
- 全力で働き続けるのは無理
- 「全力でやれば間に合う」はよくない
- 耳が痛い
- 全力でやるのは界王拳のようなもの(反動がある)
- 「全力でやれば間に合う」はよくない
- 人生の半分ぐらいは仕事をしている
- 楽しいと思えることで働こう
- 本当にそう思います